Time of my life

京都造形芸術大学 2019年度卒業・修了制作展出展作品
コロナウイルスの影響で展示は延期に・・・。

大学の卒業制作展は延期のままですが、Gallery176さまのご厚意で卒業生有志6人で展示させていただくことになりました。

Caption

写真は未来も過去も写さない。
シャッターを切った瞬間、僕はそこにいた。
その時の今を生きていたという事実だけがそこにある。
写真の過去はそこからはじまる。
写真が過去へ向かうのではなく、時間が写真を取り残していくのである。
毎日生きていても何か特別なことがあるわけじゃない、
何気ない日々が淡々と過ぎてゆくだけ、だけど
時を重ね、今ここにいる。
時を刻むことこそが、生きるということであり、
存在してることこそが、この上なく幸せなことなのだ。
僕自身の心と身体は時が蓄積された唯一の証でもあるのだから、
いずれ訪れる旅の終わりに、いい人生だったと言うために、
これからも限りある時を刻み続ける。写真を取り残しながら・・・。

Artwork

Afterword

この作品は日々の繰り返しの中で自分自身が少し心が揺れた情景を淡々と掬い取ることで構成した。今まで生きてきて何もなかったわけでもなく、たいくつだったわけでもないけれど、大半は平凡な毎日の繰り返しであったしこれからもそうであろう。だからこそ繰り返しの中に何かを見つけたいと思うのかも知れない。そんなことを考えながら毎日カメラを持ち続けた。数ヶ月間一枚も撮らない、撮れないこともあればやたら撮っている時もあった。撮ることが決して義務にならないように心の赴くままに撮り続けた。薄いブルーは気持ちでも記憶色ということでもなく、長年ブルーレンズのメガネをしている自分にとっての現実色である。

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